トンゼミ
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ネットショップ経営戦略支援コンサルタント トンゼミCEO 一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会 理事

第154回 新型コロナウイルスにおけるECの消費行動の変化に見る今後の指針

政府による緊急事態宣言が発出されて約1ヶ月、先日その期限が5月末に延長することが発表され、なお、外出自粛にある中、ドラマ「半沢直樹」をビデオで再度見直しをしていました。

半沢直樹は、TBS系日曜劇場枠で放送された、池井戸潤の小説「半沢直樹シリーズ」を原作とした堺雅人さん主演のテレビドラマで2013年7月7日から9月22日まで、「オレたちバブル入行組」をベースとする第一部・大阪西支店編と、「オレたち花のバブル組」をベースとする第二部・東京本店編の前後編二部構成の全10話が放送されていました。

堺雅人さん演じるバブル期入社の銀行マンが理不尽な会社組織や上司に立ち向かっていく物語で「倍返しだ!」という主人公のせりふも話題になったわけですが、その視聴率の成功の要因はさまざま言われていました。

夕方18時30分サザエさんが終わってから「サザエさん症候群」という症状で週末の終わりが告げられため息をつくサラリーマンが多い中21時から半沢直樹のシャープな切り口が明日から会社にいく憂鬱な気分を完全に払拭するほどエネルギーを満たしてくれるとか・・・

この「半沢直樹」というドラマの中の展開を解析していくと

1:半沢が、理不尽な命令うける
2:中途半端にかかわる
3:問題おきる
4:いろんな手法で解決
5:報復

とあります。この展開というのは、長らくお茶の間の人気を集めていた「水戸黄門」や「遠山の金さん」などの悪を倒す時代劇と同一の展開です。

ビデオリサーチによると、オンライン調査が始まった1977年以降に放送された民放ドラマのレギュラー番組の視聴率(関東地区)では事実「水戸黄門」もベスト3に入っています。

旅の途中で一般人にはありえない確率で事件が起きてそれに関わりいろんな手法で解決し、最後は報復完了でスッキリという流れでした。

今では、時代劇のテレビドラマでは民放各社視聴率が取れなくなってしまい時代劇がなくなってしまいましたが、視聴者から支持されるドラマ展開というのは普遍のものでそれをいかに現代風にアレンジ工夫したのがこの「半沢直樹」なんだと思います。

稲盛和夫さんが成功するにはどうするか?

「これは極めて簡単なんです。自分の仕事の創意工夫をすること」

とあり

松下幸之助さんも

「とにかく、考えてみることである工夫してみることである」

とおっしゃっています。

江戸の昔から商売の基本は築かれていてその後、インターネットというツールが現れてなにやらネットショップにも新しいやり方があるようなふうに言われていますが、商売の基本はゆるぎなくそれをいかに現代風にアレンジ工夫することに成功のルールがあるんだと「半沢直樹」のドラマを振り返り昔から成功している商売の基本を踏襲しつつそのノウハウを現代風にアレンジ工夫してネットショップを成功させていくということは健全なネットショップ運営には不可欠ではないかと感じます。

江戸時代の呉服屋はほとんど大名や旗本に反物を持っていきじっくり商品を見ていただくために商品はそのまま置いて帰り、じっくり見極めてもらい最終的に購入いただくというシステムが常識でした。

現代の実店舗では靴屋さんでも洋服屋さんでも自分のサイズに合うかどうかを試すために何足も何着も試着を繰り返し納得の上安心して購買に至るという購入パターンがあるわけです。

江戸時代の「わらじ」の購入パターンももちろん同じだったわけです。

つまり商売が成立するための購入パターンは普遍のもので、今の靴のネットショップではやはり「試着なくしては、なかなかと購入判断ができない」のが消費者側の理由です。

このネットショップ特有の「試着できない課題」に対し成功しているショップはさまざまな工夫をしています。

現在ザッポスさんをはじめ多くの靴のネットショップはサイズ交換に積極的に対応しています。

欧州のアパレルサイトではサイズが合わないことによる返品率が50%っを上回るサイトも多数あるといいます。そんな欧州においてサイズ違いによる理由の返品を半減させてたシステムを工夫したシステムをスウエーデンの企業が開発しました。消費者は自分が所有している洋服のサイズを登録して自分のシルエットを作成することができます。

このシルエットを購入希望の商品のシルエットと照らし合わせることによりサイズの違いが表示され実際に自分が所有している洋服と購入希望商品を比較することがで安心して商品を購入することができるわけです。

自社商材の販売にあたり商売の基本を踏襲した上でネットショップにアレンジ工夫していくことぜひ真剣に取り組んでみていただきたいとおもいます。

昨今、新型コロナウイルス感染拡大がECサイトの注文件数にさまざまな影響を与えています。

4/7緊急事態宣言後の注文件数の伸び率がべ高くなりさらに4/16緊急事態宣言が全国拡大後に前年比伸び率が大幅増加し、そして、4月後半のGW大型連休に向かうにつれていわゆる「巣ごもり消費」が大きく拡大した結果ECサイトにおける注文件数も大幅に増加しました。増加ジャンルとしては食品が最大で特に地方特産品ジャンルの伸びが大きく、続いて日用品、インテリア・雑貨、美容・コスメの増加も目立ちました。

冷静に考えると、この影響というのは事前に読み取れたものが多かったりします。

このコロナウイルスにおけるECの消費行動の変化にみられる様に冷静に今ある事象をとらえ将来の消費に何が起こるのかをしっかり見つめつつ商売の基本を踏襲した上でネットショップにアレンジ工夫をしていっていくことが望まれます。

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