第56回 人間は得よりも損に敏感
こんにちは
トンゼミのトントンです(^m^)
http://www.tonsemi.com/
行動経済学の分野に
プロスペクト理論というものがあります
例を挙げます
次の場合A、Bどちらを選びますか?
A)確実に1万円を貰えるくじ
B)50%の確率で2万円が当たるが、残50%の確立で0円になるくじ
では、次の場合、C、Dどちらを選びますか?
C)確実に1万円損するくじ
D)50%の確率で2万円を損するが、残り50%の確率で損をしないくじ
多くの方が
最初の質問では(A)
後の質問では(D)
と答えられたことと思います
これはどういうことかと申しますと
プロスペクト理論とは
得の領域では低い確率を高く見積もり
損の領域では高い確率を低く見積もることで
損失を利益より過大に見積もってしまう人間の行動パターンで
なぜそうなるかと言えば
「人は負けるのが嫌い」だからなんです
そしてもっとこの現象を
平たく言うと
「人間は得よりも損に敏感」
ということなんです
ネットショップに置き換えると
消費者は「送料」という小さな「損」に対して
意外と敏感に反応してしまうパターンのほうが
多いということになります
ですので
送料無料のようなサービスが響きます
ネットショップでは今
送料無料にするとモノが売れる
というのが最近の傾向にあります