トンゼミ
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ネットショップ経営戦略支援コンサルタント トンゼミCEO 一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会 理事

第128回 2018年5月25日以前に行うGoogle analyticsのデータ保持設定について

自分の性別や年齢、行動、現在地などに合わせて、位置情報サービスやレコメンドサービスを自然に受けられるようになった昨今事業者は、個人の特性に合わせた細かな対応など、今までにないほどの先進的なサービスを提供できるようになってきました。

一方で、個人情報を取得されることの不安も根強く、漏洩時のリスクも高まっています。
こうした環境の変化を受け、2003年に公布・2005年に全面施行された「個人情報の保護に関する法律」(略称:個人情報保護法、現行法)がほぼ10年ぶりに改正され、2015年に「改正個人情報保護法」(改正法)が成立・公布され、2017年5月30日より全面施行されま個人情報の取り扱いルールが大きく変わり、今後は、改正法に基づいた対処が、各企業で必須となるようになりました。

これにともなう大きな変化として現行法では対象外だった、5,000人分以下の個人情報を取り扱う小規模な事業者も、改正法が適用されることになっています。

このように日本で改正個人情報保護法が施行されたように、欧州では2018年5月に「GDPR」が施行されることになります。

GDPRは「General Data Protection Regulation」の略で、「一般データ保護規則」とも呼ばれる個人情報保護の法律で、その内容は、端的に言えば「個人データ」の「処理」と「移転」に関する法律ということで、EUを含む欧州経済領域(EEA)域内で取得した「氏名」や「メールアドレス」「クレジットカード番号」などの個人データをEEA 域外に移転することを原則禁止するということになります。

特に気をつけなければならないのが、「罰則の強化」で、以前の法律よりも制裁金が高額になっていて「義務があるのにEU代表者を選任しない場合」や「責任に基づいて処理行為の記録を保持しない場合」は、企業の全世界年間売上高の2%以下、または1000万ユーロ以下のいずれか高い方が適用される場合があることや、「適法に個人データを処理しなかった場合」や「個人データ移転の条件に従わなかった場合」などは、企業の全世界年間売上高の4%以下、または2000万ユーロ以下のいずれか高い方となっている。2000万ユーロは、日本円に換算すると約26億円にもなるわけです。

それを受けGoogleでは、Googleアナリティクスユーザーに向け、4月12日に
【メール件名】
[Action Required] Important updates on Google Analytics Data Retention and the General Data Protection Regulation (GDPR)
という案内が送信されていました。

日本の多くのユーザーが、この英字のメールを見逃していた中
4月20日に改めて
【メール件名】
[ご対応ください] Google アナリティクスデータの保持と一般データ保護規則に関する重要なお知らせという案内が送信されました

内容としては、Googleが2018年5月25日に施行される上述の新しいデータ保護法「一般データ保護規則」の要件を満たすための取り組みとしてGoogleアナリティクスデータへの影響が予想される重要なサービス変更を行うことと、一般データ保護規則の施行に備えるためユーザーの拠点が欧州経済領域(EEA)以外の場合でも、必要な対応を行ってもらいたいという内容になっています。

Googleアナリティクス内に「データ保持」期間の設定が増設され、デフォルトでは「26か月」の設定になっていて、そのまま気づかづに放置しておくと26ケ月より前の古いユーザー(ブラウザ)などに関連する「ユーザー」「イベント」データをつなぎこむ識別子などのデータが削除されることになります。

この増設された設定を変更して保存期間を選定できたり「自動的に期限切れにならない」ようにすることが可能となっています。

この設定が有効になるのは2018年5月25日となりますが現状でグーグルはサイト全体やURL単位などの「集計データは今後も消えない」とされていますがそれはあくまでも標準レポートのメニューから選ぶ基本的なデータと考えられ、普段よるカスタムセグメントをかけて解析をしているユーザーなどは以前と同様には確認できなくなる可能性が高いくなるので必要に応じ、設定変更を検討する必要があるということになります。

設定を変えるには

1.Googleアナリティクスにログイン

2. 左下の[管理]を選び
「アカウント」「プロパティ」「ビュー」と並ぶ真ん中の「プロパティ」内のメニューから
「トラッキング情報」を選ぶとサブメニューが展開されるので、そのなかの「データ保持」を選定

 

 

 

 

 

 

 

 

3.「ユーザーデータとイベントデータの保持」のドロップダウンリストから希望のデータ保持期間を選定

 

 

 

 

 

4.下の[保存]を選定(これを必ず行わなければ設定は完了しないのでおきをつけください)

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