トンゼミ
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ネットショップ経営戦略支援コンサルタント トンゼミCEO 一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会 理事

第125回 マーケティングオートメーション踏み出しのススメ

2014年から日本でも少しずつ聞かれるようになったマーケティングオートメーション。
既にマーケティング先進国のアメリカでは一般的となっている概念であり、アメリカでの市場規模の推移を見てみても、大きな注目を集めていることが分かります。
昨年より、ますます多くのマーケティングオートメーションツールが登場していまして、大手ECサイトでは実際に運用をしているのが現状ですが、中小ECサイトでは、まだまだその認知と運用がされていないのが実態です。
中小ECサイトで認知されていないのは、「マーケティングオートメーションってなんだか大手サイトがやることでしょ」と中小ECサイト当事者が他人事と感じている点と実際に運用されていないのは、市販のマーケティングオートメーションツールが高価に感じ、その費用対効果に疑問を感じている点が挙げられます。

そこで、無料で使えるマーケティングオートメーションツールのご案内とマーケティングオートメーションそのものの概要とその効果についてまとめましたので効率的かつ効果的なマーケティングを検討している中小サイト運営者さんにご一読いただけましたら幸いです。

まず、マーケティングオートメーションとは、個人を特定して実践するマーケティングで、かねてより人手で繰り返し実施していた定型的な業務や、人手では膨大なコストと時間がかかってしまう複雑な処理や大量の作業を自動化し、効率を高める仕組みのことでそれを実行するのがマーケティングオートメーションツールということになります。

マーケティングオートメーションツールには、BtoCに強いものとBtoBに強いものがあり運用開始するにあたってはその確認をする必要があります。BtoCの場合は扱うリード数(メールアドレス数)がBtoBより大幅に大きくなるほか、オムニチャネル対応などの機能が重要になります。

無料のマーケティングオートメーションツールは、リード数やメール配信数に制限のあるものが多く、一定の数を超えると有料になりますが、まず無料版で体験をして、実践できることを確認できた段階で有料のツールに移行するなど、まずはマーケティング活動を自動化、効率化する第一歩を踏み出して世界が変わると体感をしてみることが重要でないかと思います。


マーケティングオートメーションは、リード(顧客管理)、メール配信、Web解析(トラッキング)が代表的なコア機能で、これに加えて、スコアリング、シナリオ(自動化)、フォーム、LP作成などの機能を利用でき、これらの機能がオールインワンで実装されていてある特定顧客のWeb訪問履歴を追従して、任意のタイミングで自動的に特定のメールを送信するなど、作業そのものを自動化することで、マーケティング業務の効率化が可能するというわけです。

具体的にはWebサイトの訪問履歴、イベントなどの参加履歴などをポイント化して客観的な見込度合いを把握でき見込顧客の行動からどの程度顧客化の見込があるかを数値で確認することができるようになります。

またWebページを一定以上訪れた、あるいは特定のイベントに参加したなどの条件でリードを抽出して、購買意欲を上げるようなメールを送信したり、スコアリングに従って抽出したリードに対して、その見込度合いに適した情報提供をメール送信することなどを自動的に行いコンバージョンに導いていくという仕組みです。

マーケティングオートメーションツールの中には日本語対応で本格派なのに無料のものがあります。

オープンソースの「Mautic」というツールになり機能的には高額ツールにも負けない高機能なものでダウンロードして使う場合、初期費用・使用料ともに無料です。クラウドの場合は、2500リードまでは完全無料、それ以上だと有料になりますが、といっても年間120ドルなので月に1,000円程度です。有料の場合は、英語でのメールでのサポートが可能になります。
メニューやアラートなどは日本語。さらなる日本語化も進行中でさらに、サポートは英語のオンラインコミュニティな
のですが、日本語のマニュアルがありFacebookのグループもあります。質問やTIPSが飛び交っていますので、これも
心強くWeb上だけでなく、勉強会なども開催されています。

「Mautic」を駆使することにより、見込み客をポイントで管理が出来るようになりサイトに訪れたら1ポイント、フォームからお問合せがあったら20ポイントなど、それぞれのユーザに対して重み付けできるようになり、設定したシナリオに沿ってワークフローを作成し、ユーザの行動によって、アクションを自動的に実行出来るようになります。

例えば40ポイント以上のユーザに対してセール情報を送ったりフォームから問合せしてきたユーザーにメールを送ったり資料をダウンロードした1週間後に自動的にメールを送ったりも可能となります。
 
前述のとおり「Mautic」はクラウドでも自社サーバでも使用可能でオープンソースなので、開発力があればカスタマイズして使うこともできます。

マーケティングオートメーションの最初の1歩として導入されてみてはいかがでしょうか?

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