第101回 Google フレンドリーにおける常時SSL化のススメ
ヤフー株式会社が来年3月までに「Yahoo! JAPAN」を常時SSL化することを発表しました
Yahoo! JAPANではYahoo!メール、Yahoo!ウォレット、ショッピングカートといったページにおいて
HTTPS(SSL暗号化通信)を採用していましたがこれをYahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュース
などを含むすべてのサービスに拡大することを決定し2017年3月31日までの間に順次対応するとしています
この背景にはインターネット利用におけるセキュリティ及びプライバシー対策の強化のために米国の
主要サービスで常時SSLが一般的になってきているという動向などを踏まえ、Yahoo! JAPANでも
常時SSL対応に踏み切ったものとされています
事実、現在フェイスブックやツイッター、インスタグラムなど主要なSSLはすべてURLからわかるように
HTTPS化されています
そもそも2014年の段階でGoogleは、セキュリティは Google の最優先事項であって
Google は、デフォルトで強力な HTTPS 暗号化を導入するなど、業界でも最先端のセキュリティを
Google サービスに導入することに力を注いでいることを公式発表しています
同時にGoogle では過去数か月にわたり、Google のランキング アルゴリズムでのシグナルとして
暗号化された安全な接続をサイトで使用しているかを考慮に入れたテストを実施してきました
この実験ではよい結果が得られているため、ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう
すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをすすめたい意向を発表し
今後、より多くのウェブサイトで HTTPS が使用されることを期待し、ウェブの安全性をさらに
強化する様発表しています
一般的にネットショップとして気になるポイントはGoogle はHTTPSをランキング シグナルに使用するという見解です
ただ、SEO対策だけを目的に常時SSL化を行うという意識なら、やめておいた方がよく
目的は、あくまでも個人情報の保護や、改ざんやマルウェアの脅威を防ぐため、訪問者により安心してサイトを
利用してもらうために行い、それが結果的にSEOにもプラスになるという意識でいるべきだと考えます
今回、冒頭、Yahooのアナウンスで、検索結果のSSL化はほぼ確定的な状況になったわけで
結果アクセス解析で検索キーワードが取得出来ない状況となることです
今から、検索キーワードに依存せずともWebマーケティングは成立する様に意識改革も含めた行動の見直しをする時期が
到来したと言えます