
これからますます厳しい時代になる
その中で、会社が生き残っていくためには
より厳しい勉強を自分に課していこうと思う。。。。
健康グッズのネットショップ「情熱ドットコム」のサイトの名前にふさわしい、
燃えるように熱い株式会社しんけんの社長井場元氏の言葉です。
「愚直」という言葉は、
私が生きていく上で、こうありたいと願っている言葉なのですが、
自分自身を厳しい状況に追い込んででも、正しくあろうという
姿勢がひしひしと感じられる井場元氏には
この言葉がぴったりだと思います。
株式会社しんけんは、従業員8名で
独自ドメイン店3店舗、楽天店、YAHOO!店
ちかぢか、ビッダーズ店、ヤフーオークション店、アマゾン店
をオープンし力強く商圏を広げていっています。
それだけにとどまらず、2006年7月には
銀座の中央通に面した
日本の一等地に「銀座大賀靴工房」というオーダーメイドの
靴を販売する店舗をオープンし、
芸能人、一部上場企業の役員などをすでに顧客として持っています。

最近始めたオーダーメイドのゴルフシューズでは
新規参入にも関わらず、業界3指に入るほど急成長しています。
そんなパワフルな井場元社長に、インタビューをさせていただきました

■他社とどのように差別化を図っていったのでしょうか?

情熱ドットコムは健康グッズを扱うネットショップの中でも
異彩をはなっているショップだと思いますが、
他社とどのように差別化を図っていったのでしょうか?
私(井場元氏)は世の中にないものを生み出すための、
ひらめきやアイデアを形作れるような天才ではない。
だから、既存のサービスなどを組み合わせて再構築させていくことが必要。
すごく違うことをしているわけではなく、
ちょっとだけ違う、それを積み重ね、継続させることで
差別化をしている。
たとえば、梱包のスタッフは全員
「ラッピングコーディネーター」の資格を持っている。
そうすることで、ラッピングを最重要視する会社がプレゼント用として
安心できるから。。。ということで大口の注文をいただいた。
そんなちょっとしたことを続けている。

■どうして、実店舗を持たれたのですか?
クリック&モルタルにずっと憧れていた。
(※クリック&モルタル・・・実店舗とネット上のサービスの融合で
成功したeコマースのモデル)
インターネットは特別な人が利用するものではなく、
電話やテレビのように、生活の一部となって
あらゆる人たちが利用するツールになっている。
インターネットを利用して、情報をみて、そして来店いただく。
そういう流れを作っているだけで決して、特別なこととは考えていない

■取り扱う商品をどのように選んでいるのでしょうか?
異業種での勤務を経て健康グッズを販売する会社を立ち上げられましたが、
取り扱う商品をどのように選んでいるのでしょうか?
もともと起業したいというあこがれがあった。
その時に出会った、商材が健康グッズだった。
それを心斎橋の東急ハンズで実演販売をしながら販売していた時に、
東急ハンズという会社の商品選びのポイントを知った。
・独創性 ・楽しさ ・適正価格
これは今でも自分の中で大事に思っている商品の選び方。
商材として言えば、
「情熱ドットコム」で扱う商品はオリジナル商品ではないから
取扱い品目や取り扱い方がとても大切。
また商品への切り口、見せ方を工夫することにも気を配っている。
一方、「銀座大賀靴工房」の靴は世界でひとつだけで
ここでしかない技術を使った靴を販売している製造販売だから
自分の思うようにブランドを作り、イメージをつくり販売することができる。


■繁盛店になるためのアドバイスをいただけませんか?

まだ満足な売り上げをあげていない、ネットショップさんに、
繁盛店になるためのアドバイスをいただけませんか?
石の上にも3年。。。って言うじゃないですか。
重い石を転がすにも
はじめはすごく力がいるけど、一度転がり始めたら楽になるはず。
だから、とにかく3年はしんどくても頑張ってみる。
今だからいえるけど、靴を店舗にオープンした時は
利益がでなくて、本当にしんどい思いをした。
だけど、なんとか3年間は我慢してみようと思って
やっと2年で芽が出始めた。
ネットショップは実店舗と比べて
オープンするためのコストはとても少なくてすんでしまう。
だからか、とにかくがむしゃらに死ぬ気で頑張る・・という人が
少ないように感じる。
とにかく、3年間は頑張ってほしい。

■何を学ぼうと思われているのでしょうか?

今度MBAを取られるように、大学院生になられましたが、
何を学ぼうと思われているのでしょうか?
これからの時代はとにかく、厳しい時代。
いままでと違って、問題を自分で見つけて、
それを解決していかなければならない。
そんな時代だからこそ、経営戦略を練る知識や実力が必要。
厳しい時代に対応できるような、
厳しい勉強を自分に課していこうと思い、大学院に入学した。


話にも迫力満載の井場元氏ですので、講師の依頼は
多いはず。
しかし、自分はあくまで、経営者だと言い切られます。
近い「夢」は会社のオリジナル商品に
ブランド力をつけていくことだそうです。
最後にとても素敵な言葉をいただきました。
『中小企業こそ、夢を追わなければならない。
そして、夢を社員で共有していかなければならない。
大企業は大企業に属しているだけでプライドが生まれるのでしょうが
中小企業は、社員全員で夢を共有できてこそプライドが生まれる。』
「銀座大賀靴工房」の名が広まる時が
もうそこに来ているのかもしれません。